診療科のご案内
循環器科
当科が扱う主な病気
  • 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
  • 心不全(高血圧性心疾患、心臓弁膜症、先天性心疾患、心筋症、心筋炎)
  • 不整脈 末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症)
大阪南部の急性期循環器病の中心施設として河内長野市のみならず富田林市、羽曳野市、大阪狭山市、遠くは堺、橋本市から多くの紹介があり南河内地域の一大心臓センターとして24時間体制でチーム医療(All for one, one for all)を実践しております。また学会活動に関しては日本循環器学会総会、心臓病学会をはじめ積極的に演題発表を行っています。
施設認定
日本循環器学会認定研修施設
日本心血管インターベンション治療学会認定研修関連施設
左前下行枝#6,7, 回旋枝#11に対するPCI
治療前
治療前
Stent留置後
Stent留置後

左総腸骨動脈に対するPTA
治療前
治療前
Stent留置後
Stent留置後

外来について
予約診察と予約外診察を完全に二分化し診療の待ち時間を短縮するよう配慮しています。予約診察以外の医師は検査・治療を担当しており予定外の外来診察は事実上困難です。当科はチーム医療が徹底しており、誰が診察しても治療方針、治療レベルは一定です。予約外の診察は安心して初診担当医の診察を受けてください。近隣の医療機関からの紹介症例に関しては初診担当医(常勤医)を配置し対応しています。また緊急を要する循環器疾患に対応するために、日勤帯は循環器科の救急担当医師を、夜間・土日は循環器科の当直医師を常時配属し、専門的な処置を迅速に行えるような体制で最善の医療を提供しています。
病棟、設備について
東3階にCCU6床、一般病棟40床の循環器専門病棟を配置。またPCPS(経皮的心肺補助循環装置)1台、IABP(大動脈内バルーンパンピング)2台を常時整備し重症心疾患管理に努めております(2009年実績、急性心筋梗塞68例)。
心臓カテーテル検査、特にPCI(経皮的冠動脈形成術)はデジタルシネアンギオ装置(Philips)を用い2006年8月以降、平均40件/月のペースで増加傾向にあります。2010年3月には「手術数でわかるいい病院2010/朝日新聞出版」に近畿圏16(←19)位、大阪府7(←9)位、国立病院機構1(←1)位として掲載されました。佐々木循環器疾患センター部長、安岡医師が年鑑版紳士録である「Marquis Who's Who in the World 2010」に掲載されました。
下肢閉塞性動脈硬化症に対するPPI(経皮的下肢動脈形成術)も積極的に実践し良好な治療成績を上げています。徐脈性不整脈に対するペースメーカ植込みに関しては個々の症例で生理的ペーシングを最大限に考慮したリードの留置、穿刺法、モード設定を実践しています。心エコー装置はPhilips 3台, Aloka 1台, Toshiba 1台, GE(ポータブル)1台の計6台で検査技師、医師が検査を担当しています。左房内血栓、弁膜症、感染性心内膜炎の診断に際しては積極的に経食道心エコー検査を実施し手術適応も含めた幅広い視野で診断に当たっています。
また64列MD-CT(Toshiba, Aquilion)を用いた非侵襲的な冠動脈疾患診断も積極的に実践しておりその件数は増加傾向にあります。
64列マルチスライスCTで見た冠動脈
Volume rendering(VR)画像
Volume rendering(VR)画像
ステント留置後の右冠動脈CPR画像
ステント留置後の右冠動脈CPR画像

運動負荷タリウム心筋シンチ(Bull's eye像)
冠動脈造影検査にて左冠動脈前下行枝#6に99%狭窄病変を認めた労作性狭心症の症例
運動負荷後像:前壁中隔に集積低下
運動負荷後像:前壁中隔に集積低下
安静時像:前壁中隔に再分布を認める
安静時像:前壁中隔に再分布を認める

巨大左房粘液腫
巨大左房粘液腫
過去5年間の主な診療実績
  2010年
6/30現在
2009年 2008年 2007年 2006年
心臓カテーテル検査 461件 943件 901件 803件 514件
うちPCI 219件 468件 494件 468件 259件
うちPPI 20件 40件 31件 22件 3件
ペースメーカ
植込み
新規 16件 26件 25件 19件 37件
交換 6件 21件 8件 15件
2009 (H21) 年度
心エコー図検査 2855件(経食道心エコー30)
ホルター心電図 619件 血圧ホルター(ABPM) 101件
運動負荷心電図 409件
核医学検査 232件
冠動脈MDCT 297件
臨床研究業績
2009 (H21) 年度の内訳は以下のようになります。
英文原著論文4編、和文2編、4編投稿中。
国際学会ACC2、国内学会26(日循1、心臓病9、CVIT5、心エコー図2、心不全3、他6)、地方会・研究会13。
臨床研修について
初期臨床研修
一般内科医として必要な循環器疾患領域の知識を研修期間中に学んでもらうことを目標としています。専門的な検査、治療手技、レベルの高い診断、薬物治療についてきめ細かな指導を行っています。
1年目 3ヶ月間のローテートで最低限必要な循環器疾患の診断学、治療学を学ぶことで一般内科医としての基礎を養う。
2年目 上記に追加して指導医の指導の下、侵襲度の高い検査の実践。
循環器疾患は病態が刻々と変化しその変化に迅速に対応する必要があり、チーム医療(All for one, one for all)を実践することが必要不可欠であります。
特にCCU重症管理例や夜間の緊急カテーテル検査時はそのチーム医療の一構成員となって頂きたいと考えます。なぜなら臨床医としての礎を築くためのこの時期にこそベッドサイドでより多くの症例を自分の目で診ることが何より大事であるからです。無論、本で勉強することも大事ですがそこには教科書では学べないノウハウがあるでしょう。また患者さんは我々よりも年上であることが通例であり言葉使い一つをとっても相手に失礼のないよう配慮が必要です。
社会人としての最低限の礼儀を持って診療に従事して頂きたいと思います。
後期臨床研修
循環器専門医をめざす医師に必要な最新の循環器疾患の検査および治療、エコー診断学、重症心疾患管理を身につけることによってオールラウンドプレイヤーを養成することを目的としています。また学会活動は3年間で総会レベル1題、地方会2題、研究会数題の発表を目標に掲げています。
またBLS講習会、内科学会認定医取得に際し必須なALS講習会(救急医学会認定コース)を定期的に開催しています。
【侵襲度の高い検査、治療の到達目標】
1年目 中心静脈の確保、動脈穿刺、左室造影、冠動脈造影、PCIのサブが確実にできること。
2年目 1年目に追加して
type AのPCI術者、ペースメーカ植込みのサブ、体外式ペースメーカ留置、経食道心エコーの挿入が確実にできること。
3年目 2年目に追加して
type B1のPCI術者、恒久的ペースメーカ植込み時の縫合が確実にできること。
スタッフ紹介
日本循環器学会専門医5名
日本心血管インターベンション治療学会指導医1名、認定医1名
日本内科学会認定医6名
佐々木 達哉 循環器疾患センター部長
卒業大学 大阪大学医学部卒
大阪大学大学院卒
学位取得 医学博士 平成4年3月25日
指導医 日本心血管インターベンション学会、日本心臓学会特別正会員(FJCC)、日本心不全学会評議委員
専攻分野 虚血性心疾患、心不全
安岡 良典 循環器科医師
卒業大学 近畿大学医学部卒
認定医 日本内科学会、日本心血管インターベンション学会
専門医 日本循環器学会
指導医 日本内科学会
専攻分野 虚血性心疾患、心不全、不整脈
安部 晴彦 循環器科医師
卒業大学 鳥取大学医学部卒
認定医 日本内科学会
専門医 日本循環器学会
指導医 日本内科学会
専攻分野 急性および慢性心不全、心臓超音波、虚血性心疾患 ※留学中
久米 清士 循環器科医師
卒業大学 大阪医科大学医学部卒
認定医 日本内科学会
専門医 日本循環器学会
専攻分野 虚血性心疾患、心不全、不整脈
足達 英悟 循環器科医師
卒業大学 徳島大学医学部卒
認定医 日本内科学会
専門医 日本循環器学会
専攻分野 心不全、不整脈、虚血性心疾患
服部 進 循環器科医師
卒業大学 大阪大学医学部卒
専攻分野 心不全、不整脈、虚血性心疾患
野田 善樹 循環器科医師
卒業大学 岡山大学医学部卒
認定医 日本内科学会
専門医 日本循環器学会
専攻分野 心不全、不整脈、虚血性心疾患
レジデント・専修医
  • 今仲 崇裕 兵庫医科大学医学部卒
  • 荒木 亮 大阪大学医学部卒
  • 松寺 亮 山口大学医学部卒
  • 小杉 元宏 香川大学医学部卒
  • 中嶋 哲史 川崎医科大学医学部卒
スタッフ一同

独立行政法人国立病院機構 大阪南医療センター 〒586-8521 大阪府河内長野市木戸東町2番1号