当科は、診療各科との緊密な連携の下に、高度の医療提携を可能としています。また、日本脳神経外科学会の訓練施設(A項)となっており、3名の脳神経外科専門医を含む6名が診療を行っています。EBM(evidence-based medicine 根拠に基づいた医療)に基づいた、安全で確実な良質の医療を提供することを心掛けて、日々研鑽を積んでいます。当科での治療対象疾患は、脳血管障害・脳腫瘍などの脳疾患に加えて、脊髄・末梢神経疾患など神経系疾患の全領域を含んでいます。
病床数は32床で、2009年の手術件数は169件でした。内訳は、脳・脊髄腫瘍20例、脳動脈瘤・動静脈奇形32例、脳血行再建術12例、脳内血腫12例、頚・腰部椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患12例、外傷性頭蓋内血腫39例、などでした。
■脳血管障害
脳血管内科との密接な連携のもとに、脳動脈瘤・動静脈奇形によるクモ膜下出血や脳出血に対する根治術や脳梗塞に対する脳血行再建術を行っています。
■脳腫瘍
超音波メス、レーザーメスなどの最新手術器具を装備し、安全で確実な手術を行っています。また、術後の放射線照射設備(リニアック)も完備しています。さらに、放射線治療装置は定位放射線治療(Xナイフ)が可能で、症例によっては開頭手術を行わずに脳腫瘍の治療を行うことが可能です。
■脊髄疾患
脊髄腫瘍などの脊髄疾患や頚椎・腰椎椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患に対して、顕微鏡下手術(マイクロサージェリー)を行っています。
■機能的疾患
難治性顔面痛(三叉神経痛)や顔面半側けいれんに対して、神経血管減圧術を行い良好な結果を得ています。また、難治性の腰痛などに対しては脊髄電気刺激療法、てんかんに対しては可能な症例では焦点切除術を行っています。
■2009年
| 脳・脊髄腫瘍 |
20例 |
| 脳動脈瘤・動静脈奇形 |
32例 |
| 神経血管減圧術 |
4例 |
| 脊髄・脊椎疾患 |
12例 |
| 外傷 |
39例 |
| 血管内手術 |
18例 |
| 血行再建 |
12例 |
| 脳内出血 |
12例 |
| その他 |
15例 |
| 浦西 龍之介 脳神経外科医長 |
| 卒業大学 |
奈良県立医科大学卒 |
| 学位取得 |
医学博士 平成14年1月28日 |
| 専門医 |
日本脳神経外科学会、日本脳卒中学会 |
| 専攻分野 |
脳血管障害、脳腫瘍、脊椎・脊髄疾患、末梢神経疾患 |
| 西 憲幸 脳神経外科医師 |
| 卒業大学 |
奈良県立医科大学卒 |
| 学位取得 |
医学博士 平成14年8月8日 |
| 専門医 |
日本脳神経外科学会 |
| 専攻分野 |
脳腫瘍、脳血管障害、脳神経外科一般 |
| 鄭 倫成 脳神経外科医師 |
| 卒業大学 |
奈良県立医科大学卒 奈良県立医科大学大学院卒 |
| 学位取得 |
医学博士 平成21年3月 |
| 認定医 |
日本脊髄外科学会 |
| 専門医 |
日本脳神経外科学会 |
| 専攻分野 |
脳血管障害、脳腫瘍、脊椎・脊髄疾患、脳神経外科一般 |
| 福田 孝憲 脳神経外科医師 |
| 卒業大学 |
奈良県立医科大学医学部卒 |
| 専攻分野 |
脳神経外科一般 |
- 四宮 一剛 奈良県立医科大学医学部卒
- 浅田 喜代一 奈良県立医科大学医学部卒