皮膚に関係するアレルギー疾患、自己免疫疾患、ウィルス性・細菌性感染疾患、腫瘍などの医療を外来および病棟で、皮膚科医師2名と当院スタッフはもとより地域の医師の方々とも連携して診療しております。
当科のモットーとしては、可能な限り疾患の原因や病態に根ざした治療を目指しております。そのため、血液検査、パッチテストなどのアレルギーテスト、皮膚生検等を積極的に施行しております。皮膚科の診断と治療方針のためには、御来院までの経過とそれまでの治療の効果を知ることが非常に重要です。そのために、紹介状をご持参下さると患者様に適した治療法に早く到達できると考えられます。
■アレルギー疾患
アレルギーの原因物質の特定と治療方法を患者様とともに考えていきます。皮膚疾患の発症した直前のことをお尋ねします。(メモやノートに書いてお持ち下さい。)そこからヒントを頂いて皮膚科的経験をもとに推理して、血液検査、プリックテスト、パッチテストなどで原因を検索することに努め、原因の除去を考えていきます。金属の標準(スタンダード18種、ニッケルやクロムなど)を用意しております。内服しておられた薬に対するアレルギーもテストを出来るように薬剤部とも協力して努めております。
■自己免疫疾患と難病
膠原病や水疱症などの自己免疫疾患に対して、診断確定に生検を含めて皮膚科的アプローチをし、発症初期や悪化時の入院加療を進めております。乾癬の患者様にはビタミンD外用剤などの標準的治療とビタミンA誘導体の内服、紫外線照射治療も施行しております。
■ウィルス性疾患・感染症
来院される最も多いウィルス疾患は帯状疱疹(ヘルペス)です。安静療養も重要であり、顔面に発症された方や顔面以外でも重症の患者様にはご入院をお勧めしております。ご年齢や合併症に応じて治療の強さを決めております。(入院のご用意をされていましたら、1日目から安静療養していただけると考えられます。)標準的には8日間のご入院です。
■腫瘍/手術
腫瘍は水曜日の午後に日帰り手術室のクリーンな環境で切除術をしております。麻酔方法は局所麻酔が主です。原則的に日帰り手術で、5ー8日後の抜糸が標準的です。切除した組織は病理学検査し、抜糸の時に診断結果をお伝えしております。腫瘍の大きさ、性質や合併症によりましては、1日から7日程度のご入院をお勧めする場合があります。緊急に診断を要するものは、その日か数日以内に外来で切除・生検しております。
なお、炭酸ガスレーザーはございません。
| 岸岡 亜紀子 皮膚科医長 |
| 卒業大学 |
和歌山県立医科大学医学部卒 |
| 専門医 |
日本皮膚科学会 |